2018年11月1日木曜日

子どもの本を読む ー 子ども文庫の会 


子ども文庫の会のホームページが完成しました。
子ども文庫の会は、山本まつよ氏が立ち上げて50年ほどの歴史ある会です。

子育て中に絵本にはまり、地域の図書ボランティア活動をしながら、好きな作家の関連本などを借りては一人楽しんでいましたが、憧れていた先生が病に倒れ急逝してしまったことがきっかけで(先生の師は山本まつよさんでした。)学べるうちにと、子ども文庫の会の初級セミナーに参加しました。

代々木にあるマンションの一室に、文庫の会の事務所があるのですが、三つある部屋はどれも床から天井まで本がびっしり。廊下にも
このなかの畳二畳ぶんほどのスペースで、セミナーをやっています。(狭さがまたちょっと楽しい、笑。)テーマに沿って、ひたすら本を読みます。

現在は代表を青木祥子先生が引き継がれているのですが、私にとっては文字通り本当に何でも知っている先生で、何でも聞いてしまいます。マンションを埋め尽くす山本まつよさんが集めたコレクションのなかには、今では手に入らないお宝本も多く、手にとって見せていただくだけでも本当に楽しいです。
。。。通い始めて今年で4年目となりました。 

文庫の会では、「子どもと本」という季刊誌を年に4回発行しています。
アメリカのメイ・ヒル・アーバスノット著『子どもと本(Children and Books)1964年版』を基本的な手引き書として、1980年4月に第1号を創刊してから現在に至るまで、子どもにどんな本がよいのかを真摯に考え、本を紹介しています。

なかには手厳しすぎる批判もあり、読みづらく感じるところもありますが、今月で全155冊となる「子どもと本」には、本の紹介以外に、心に響く識者の寄稿文や作家の想いがつづられた文章や受賞スピーチ、長編を読み進めているセミナーの連載、本の関連情報、文庫の子どもたちの様子や学校で読み聞かせをする際の悩みなど、読み応えのある記事がいっぱいです。A5版サイズで持ち運びしやすく、気軽にいつでも読み返すことができるのも魅力です。

ホームページには、この「子どもと本」の全バックナンバーの目次と特集記事の題名を載せ、好きな作家名や本の題名などで検索できるようにしました。
本には各自の”好み”があり、選書するうえでその要素はかなり大きいと感じていますが、ホームページが出来たことで、ネットから簡単にアクセス出来、子どもの本について真剣に考えている人、または自分で愉しみたい人の、新たな選択肢の1つとなれば嬉しいです。

子どもの本なんて・・・と思う人も、バックナンバーのなかに、小さい頃夢中で読んだ、なつかしい本を見つけて楽しめるかもしれません。

是非覗いてみてください☆

※子ども文庫の会ホームページ